CASE 01
熟練技術の見える化と、
生産性向上を支援
技能の承継と現場改善を、別々の課題として扱わない。どこに負担と判断が集まっているかを一緒に確かめ、現場が続けられる小さな検証から始めました。

- 相談前の状況
- 技能が一部の熟練者に集中し、現場ごとの改善活動も続きにくい状態だった。
- アルゴラが担ったこと
- 業務と技能の棚卸し、優先課題の整理から、小さな検証の実施までを伴走した。
- 起きた変化・現在地
- 引き継ぐべき技能と改善テーマが見える形になり、現場主体の検証が始まった。
相談前の状況
長く現場を支えてきた熟練者がいる一方で、作業のコツや異常への対応は、一人ひとりの経験と感覚に頼る部分が残っていました。日々の生産で手いっぱいになり、引き継ぎのための整理や改善活動は、必要だと分かっていても後回しになりがちでした。
「標準化したい」では広すぎる。まず、どの作業と判断から手をつけるかを決める必要がありました。
何をしぼったか
すべての技能を一度に記録するのではなく、生産への影響と引き継ぎの難しさから優先順位をつけました。そのうえで、最初の対象を一つの工程に絞り、熟練者の動きだけでなく、どこを見て判断しているかまで確かめることにしました。
優先順位を決めるための観点
- 生産への影響が大きいか
- 判断が特定の人に集中しているか
- 小さく試し、続けられるか
一緒に取り組んだこと
現在地を把握する
管理者と現場メンバーから話を聞き、工程、役割、情報の流れを確認しました。
技能と判断を棚卸しする
手順に現れる動きと、異常時に使っている判断の手がかりを分けて整理しました。
引き継ぎ方を試す
整理した内容を実際の作業で使い、分かりにくい点や足りない情報を確かめました。
現場で続く形に整える
更新する人と時期を決め、改善テーマとともに見直せる運用へつなげました。
公開可能な過程・作成物
案件の目的と社内体制に合わせて、対話と検証に必要なものを作成しました。資料の納品自体を目的にせず、現場の人が判断と更新を続けられる形にしています。
工程と技能のマップ
工程と、そこで必要になる技能・判断を対応させました。
優先順位の整理
影響の大きさと引き継ぎの難しさから、取り組む順序を整理しました。
引き継ぎ方の試作
現場で使いながら、更新し続けられる形を探りました。
起きた変化・現在地
「熟練技術を伝える」という大きなテーマが、対象と順番のある取り組みに変わりました。現場では、引き継ぐべき技能と、あわせて改善すべき業務が共通の言葉で話され始めています。
次は、最初の検証で得た気づきを反映しながら、現場主体で更新できる範囲を広げていきます。
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